<臓器移植>提供拒否は小児も有効 指針改正へ(毎日新聞)

 改正臓器移植法の7月全面施行に伴い、厚生労働省の作業班(班長、新美育文・明治大教授)は23日、15歳未満の小児について、臓器提供をしない意思表示は年齢に関係なく有効とすることを決めた。脳死判定や臓器摘出を書面で承諾する遺族の範囲は成人と同様とした。また、拒否の意思表示ができない障害者などの場合、当面、脳死判定と臓器摘出は見合わせる方向で一致した。4月の厚労省の臓器移植委員会などを経て、ガイドラインを改正する方針。

 改正臓器移植法の全面施行で7月17日から、家族の書面による承諾で、15歳未満の小児からも臓器提供ができるようになる。これに伴うガイドラインの改正などを審議してきた作業班は、臓器提供の拒否の意思表示を「一律に年齢で区切るのは困難」と判断し、年齢に関係なく有効とした。小児の臓器摘出を承諾する遺族の範囲は成人と同じく、父母や祖父母、同居の親族などとした。特に小児と父母との関係を重視し、父母の意向を慎重に把握するよう努めることを求めた。

 また、厚労省は23日、新しい臓器提供意思表示カード(ドナーカード)案をホームページに掲載し、意見募集を開始。提供したい臓器を「○」で囲むやり方から、提供したくない臓器に「×」を付ける方法に変える。【河内敏康】

【関連ニュース】
生体肝移植:同意得ず研究段階の手術行う 東京医科大
生体肝移植:切り取る肝臓を小さくできる手術法を開発
iPS細胞:「腸」作成…「立体」は世界初…奈良県立医大
病気腎移植:臨床研究2例目の手術開始 宇和島徳洲会病院
臓器提供施設:小児専門の28施設を追加へ 厚労省研究班

三宅島、避難指示解除から5年 島に脈打つ家族の絆(産経新聞)
遺体取り違え解剖、目印を確認せず…都監察医務院(読売新聞)
「美人すぎる市議」自民が参院比例に擁立検討(読売新聞)
埼京線と湘南新宿ライン全線再開=JR東(時事通信)
普天間移設 沖縄・うるまで反対集会(毎日新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。